自分の体に目をむけてほしい
こんばんは。
ストレッチインストラクターのちさとです。
ストレッチのインストラクターをしていると、いろいろ質問されます。
「前屈ができひんねんけど、ストレッチ習ったら前屈できるようになる?」
実は、このような質問が一番悩みます。
前屈のためのストレッチをお教えするのはとても簡単です。
本当に知りたいことは別にあるような気がして、いつも答えに困ります。
「前屈できるようになる?」や
「正座ができないねん」や
「ストレッチしたら痩せる?」や
「背中握手できるようになる?」や
「骨盤矯正ってどう思う?」などの質問をする人は、
TVや雑誌などに振り回されているような気がします。
私は、『今、本当に必要なストレッチを教えます!』とホームページなどで言っています。
レッスンでは、ストレッチと関係ない話しをいっぱいします。
いろいろな角度からお客様を観察したいので、時間を気にせずにお話ししていただくようにお願いしています。
ちょっとした言葉から、お客様にとって必要なアドバイスができることがあります。
私とお客様で、お客様自身の整理整頓を始める感じです。
では、上に書いた質問に答えてみます。
Q:前屈ができひんねんけど、ストレッチ習ったら前屈できるようになる?
A:お尻と裏ももをほぐしてから前屈してください。
本当に言いたいことは、「前屈より大切なストレッチがありますよ」です。
Q:正座ができない
A:足指、中足骨、足首のストレッチで足首をやわらかくしましょう。
本当に言いたいことは、「正座ができなくなるまでに少しでも足首を動かしてほしかったな。これからは、足首のことも気にかけてあげてね。」です。
Q:ストレッチしたら痩せる?
A:痩せません。ストレッチで伸びた筋肉は省エネな体になります。
Q:背中握手できるようになる?
A:大胸筋と鎖骨まわりをほぐしてやわらかくしていくとできるようになるかも。
本当に言いたいことは、「背中握手より、腕をまっすぐ耳の後ろ側で上げて、お腹が伸びていることを感じることができますか」です。
Q:骨盤矯正ってどう思う?
A:骨は矯正できないと思います。
骨盤まわりの筋肉や脂肪をやわらかくすることで骨が正しい位置におさまります。
お尻をやわらかくすれば良いと思います。
本当に言いたいことは、「お尻がカチカチだと、骨盤矯正メニューを受けても矯正できませんよ。」です。
もっと言いたいことありますが・・・。
『自分の体に目を向けてもっと気にかけてあげてください』このことが一番伝えたいです。